人生、何があるか分からない

サファリ田の暮らし

大阪 震度6弱!

午前8時頃、大阪を中心とする強い地震があった。

その時間、私は通勤中で兵庫の商店街を歩いていた。

「ん?なんだ?」そう思った私は辺りを見渡した。

いつもと様子が違う・・何かが来る!

 

次の瞬間、辺りが大きく揺れ始めた。

「なんだ、地震か。しかし、地震であんなにも電柱などが揺れるものなんだなぁ」

そう思いながら商店街のど真ん中、電信柱の上のコンデンサーが落ちて来ないかを警戒しながら歩き始めた。

 

会社に行く途中、ビルの下に壁の破片が落ちていた。

かなりの大きさの地震だった。案の定、電車は止まり関西圏の会社は業務に至ることはあまりなかったと思う。私は帰ることは出来ず会社に向かうしかなかったのである。職種上、仕事が無くなることは無いので業務を続行した。

 

帰宅時間がやって来た。

社長の勧めで、会社の車(以前、社長が乗っていた車)を借り帰宅する。

明日は早々と家を出ないと渋滞に巻き込まれるなぁ・・・

 

その日、家族からの連絡でガスが止まってると携帯に連絡が入った。

まぁ、きっとガスメーターが止まっているだけだろう。

震度5でメータは止まるのである。

「どうする?ガスボンベ買って置く?ガスコンロはあるの?」

仕事中にメールが入ってくる。

誰もが考えることは同じと言うことを息子は少々学ばねばならないと思った。

思った瞬間に走らねば、すでに遅いのである。

「ガスボンベはキッチンの上の棚、ガスコンロは茶箪笥の右下に入ってる」と連絡。

電気が生きている以上、あまり問題は無いのではないのだろうか?

「いやぁ~インスタントラーメンを食べようと思うと、どうしてもガスがいるだろ?」と爺さんが言う。

いやいや、今どきガスでインスタントラーメンやらなくても、専用容器600円弱で水とインスタントラーメン入れて電子レンジで7分チンすれば出来上がるし・・・

「ガスが止まってお風呂に入れないってパパがいちばん困るやつな」と息子が言う。

いやいや、会社に風呂あるし・・・

 

帰宅途中、夜中なのに給水をしていた。

いったん通り過ぎたが「あの~、断水してるんですか?」

すると市の職員さんが「配管が古いところもあるので濁った水が出る場合があります」

「あの~それ貰っても良いんですか?」

「良いですよ。けど、10kgぐらいありますよ」

給水用ビニール袋に入れられた水10kg、自宅までメッチャ重たいがなぁ・・

 

帰宅し水を置く。しびれる手で財布を覗く・・・金がない。

銀行は閉まっているのでコンビニ向かう。

商品棚を見ると何もない(汗)

取りあえずATMでお金を引き出し帰宅する。

ある程度は息子が片付けておいてくれたみたいだ。しかし、やはり中途半端でガラスの破片が散乱している。

とりあえず掃除をし、食事を済ませた。

ガスのリセットボタンを押し、ガスが出るのを確認。さぁ寝よう・・

 

Σ( ̄▽ ̄!!!・・・自分の部屋のドアが開かない。

 

昼間の息子からのメール・・

「多分、パパの部屋が一番ひどいと思うよ」

息子よ、君の言っていたことは正しいようだ・・(涙)